葬儀

お葬式で生花の本当の意味と間違った扱い方

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人は、霊前や柩の中をお花で綺麗に飾ろうとします。

お葬式でも、高級なユリであるカサブランカを、

お使いになる方も多くなってきましたね。

セレモニー会社が、利益を上げるため色々な手段を使ってきたせいでもあります。

私たちは、見栄を張らず、生花の本当の意味を知って、故人を送り出してあげたいものです。

 

1.生花で穢れ(けがれ)をきれいにする

生花で穢れを除く

昔から、死は嫌なものとか汚いもののように考えられてきました。

そういう穢れ(けがれ)を、

それを、綺麗にして、あの世に送ってあげる儀式が、お葬式です。

お葬式で、生花が飾られるのは、そのため。

他にも、

祭壇や灯篭、お線香の良い香り、棺に綺麗な布など、

故人の成仏を願う想いが込められているのですね。

 

2.葬式でお供えするのは供花

ユリの生花

葬式でお供えする花は、供花(きょうか)と、呼びます。

一般に、葬式で生花と言えば、供花として通じますね。

葬式でお供えするお線香、本尊様へお供えするお布施なんかも、

すべてお供えの一種なんです。

 

3.生花の代わりに樒(しきみ)を供える地域も

清楚な白ユリ

地域によっては、生花はお墓だけというところもあります。

そういう地域では、仏壇には、樒(しきみ)を供えるそうです。

逆に、樒を供えるのはお墓だけというところも。

様々ですね。

生花は、菊や百合が多いのは共通ですが、最初から造花という地域も。

私たちは、日常で一本だけ花瓶に花を挿すのは、

忌み事(いみごと)として嫌います。

これは、「一本花」と言って、死者の枕飾りの一つだからですね。

何本も立ててはいけません。

この場合も、

生花の代わりに、樒(しきみ)を使う地域があり、

「一本樒(いっぽんしきみ)」と言われるものです。

 

4.供花のお下がりは有り難いものです

黄色いユリの花

お葬式に参列して帰るときに、生花を頂くことがありますね。

ご遺族が供養のためにお花をもらって下さい、

と勧めることも多いものです。

ココがポイント

これは、有り難いものであって、

縁起の悪いものでは決してありません。

縁起が悪いからもらってくるなとか、

仏壇がない家庭ではもらってくるなとか、

言われるのは間違いです。

近年は、この傾向が昔より強くなっているような気がします。

葬儀社が全てを準備するようになったことで、

生花で故人を偲ぶ思入れが薄れてきたことが原因でしょう。

だから、

ご長寿でお亡くなりになった方のご葬儀の生花なんかは、

どんどん持ち帰って、その健康な体にあやかってください。

また、

葬儀の生花を家の仏壇にさすのは、悪いことではありません。

お葬式の後に、僧侶も持ち帰り、

お寺の本堂や供養塔などに飾られますよ。

 

5.キリスト教で生花を捧げる時の礼儀

紅いユリ

仏教と同じ様に、

ユリの花は、キリスト教でもとても象徴的で儀式に良く使われます。

違いは、

生花を捧げる時、柄の方を相手に向けて置きます。

柄の方を向ける方が、相手が受け取りやすいからです。

故人を思いやる心が感じられる良い習慣ですね。

 

6.生花の代わりに造花で花輪を作る意味

ハスの生花

昔は、お葬式では、隣組が集まり手作りの花を作っていたものです。

花輪を始め、盛花、花かごなど供花がつきものでした。

お墓の周りを、白い花(蓮華)で飾るために、

造花で花輪を作るように発展してきたのです。

白い花は、故人が涅槃に入ったという表現です。

仏陀が涅槃に入ったとき、白い花で遺体を覆いつくした

という由来からのものです。

生花も、昭和の終わりころまでは、白黒の花輪でした。

セレモニーでの葬式が普通になってから、

より華やかな生花に変わったのです。

 

7.大きな葬式では生花で祭壇も

白い生花が池に

最近では、西城秀樹さんの告別式でも、

大きな生花の祭壇が組まれてましたね。

そこまで大きくなければ、個別にカゴの花を出す方がいいのですが、

花が増えすぎて式場に入らないことも。

このような場合に、

初めから大きな祭壇を組んで、花代をいただいた方の名前を

芳名板という板に書き、掲示するという仕組みです。

私たちは、めったに機会はないでしょうが、

常識として知っておきましょう。

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