葬式やお別れ会で故人の本当の供養ができる段取りとは?

何らかの不満をもって納得できない葬式やお別れ会が、多くなってきたためです。

ここでは、葬儀社の善し悪しを見分ける方法について、書いています。

また、

故人を「偲ぶ会」または「お別れの会」と称して、

故人と特別に親しかった方や、故人の昔からの友人などと一緒に、

故人の思い出話をする機会を設ける人も増えていますので、

お別れの会についても書いています。

 

1.葬儀社の善し悪しを見分ける方法

この章では、川上智紀さんの本「葬儀社だから言えるお葬式の話」を参考にさせていただいています。

また、国民生活センターへの葬儀サービスについての相談事例も参考にしています。

実際に、

私たち遺族(になるであろう人)が、葬儀社の善し悪しを見分ける方法について書いています。

 

①日本の葬儀費用はいくらが「普通」なのか?

現在、日本の葬儀費用は、100万円以下が主流となりつつあります。

「普通」を「主流」と理解すれば、100万円以下でしょう。

じっくりと故人と別れを

「日本の葬式は贅沢すぎる」「本来、葬式そのものが無用」と説いた、

島田裕己さんの本『葬式は、要らない』が2010年にベストセラーになりました。

その後、

葬儀社は、「お金をかけないお葬式」「小規模のお葬式」を前面に打ち出し、

現在に至っています。

最近では、「家族葬」が珍しくなくなってきた世の中。

金額的にも、

日本消費者協会の調査によれば、葬儀の合計費用が、

2003年236.6万円から、10年後の2013年には188.9万円に下がりました。

今、葬儀と言えば、100万円以下が主流となりつつあるのです。

 

②葬儀が期待通りでなかったため不満を持った遺族は多くないの?

実は、葬儀に何らかの不満をもって納得できない遺族は増えています。

国民生活センターへの葬儀サービスについての相談件数も、年々増えており、

2015年~2017年にかけては、毎年700件以上も相談されているのです。

国民生活センター葬儀サービスの年度別相談件数

最も多い不満は、葬儀費用に関すること。

  • 「葬儀社からの請求費用が、事前に考えていたものよりも多額だった。」
  • 「葬儀の契約をしたが、業者の説明が不適切であったため、不要な追加契約をさせられた。返金してほしい。」
  • 「葬儀の見積書がもらえず、請求も高額だと思う。」
  • 「追加サービスを了承したら請求額が高額である。」

その次が、葬儀の内容に満足いかないこと。

  • 「もっと豪華な祭壇にしたかった。葬儀の段取りがわからず、慌ただしかった。」
  • 「低価格で葬儀が行える業者に父の葬儀を依頼したが、必要な保全処理を案内してもらえず、遺族に後悔が残っている。」
  • 「義父が急死し、慌てて選んだ葬儀社から希望とは異なる契約を強く勧められた。」

 

③何故せっかく決めた葬儀に不満を持つのか?

病院で臨終直後、悲しみでいっぱいな遺族は、

短時間で様々な判断をしなければならないためです。

せっかく決めた葬儀

即決が、迫られるのです。

  • 葬儀社は決まっているか?
  • 遺体はどこに安置するか?
  • 葬儀はどこで行うか?
  • 参列者はどのくらいになるか?
  • 葬儀のスタイルは?宗教は?

落ち着いて考える暇もなく、さまざまな選択と決断(即決)、

そして色んな作業が、遺族に降りかかってきます

1番最初の手順である安置で、すでに困り果ててしまう遺族はとても多いそうです。

自宅なのか?、私設会場?、式場の安置所?

残った遺族が困ることでは、葬儀の手順やお金についてが多いです。

葬儀社と十分な話し合いができないこともあります。

だから、

ココがポイント

葬儀社とは事前相談をしておくことです。

費用や希望をかなえてくれる葬儀社を探しておきましょう

決めるべきところだけは、事前に決めておくことを、おすすめします。

そのために、

葬儀の希望やイメージを考えて、情報収集をしておくのです。

 

④葬儀社の善し悪しを見分ける方法は?

葬儀社の善し悪しを見分けるには、2つの方法があります。

葬儀社のチラシで見分ける方法

チラシ内で、まず目に見えるものに注目します。

祭壇の豪華さで、他社に比べがんばっているかを判断できます。

企業努力でがんばっているか?

価格のみを強調するチラシは要注意です。

「総額はいくらか?」の質問で見分ける方法

最終的に、この質問に対して、具体的な数字で答えることができる葬儀社は優秀です。

追加サービスにより請求金額が高額になることがあるので、

しっかり見積書を確認しましょう。

特に、参列者の人数によって増減する項目には注意が必要です。

 

2.家族葬とお別れの会の2回に分けるべき?

これは、付き合いが広い故人であれば、2回に分けた方がいいです。

お別れの会

故人の希望であっても、

家族葬・親族葬とお別れの会の2回に分けるのも、

遺族から見れば、無駄の様にも思えます。

しかし、

家族や近親者で、静かに故人とのお別れをしたい希望もかなえてあげてください。

最近は、芸能人の方でも、ひっそりと家族葬を選択しています。

その後、49日前後で落ち着いてから、

特に、交友関係が広い方や経営者などの社会的影響力がある方で、

お別れの会をされる方が増えています。

葬儀社の善し悪しを見分ける

そうしないと、

家族の元に、バラバラと弔問客が来て、対応に困ります。

悲しみ暮れて何をしたらいいかわからない時に、

大規模な葬儀をすることは、

残された家族にとって、大きな負担です。

また、逆に葬儀をしても集まる人が多くないなら、

家族葬だけ1回の方がいいですね。

 

3.お別れの会はいつ実施するのがいいの?

四十九日の法要までは中陰中(忌中)ですから、

飲み食いの伴うお別れ会は、避けた方が良いと思います。

仲間で受け止める

もっと遅くなると、一周忌がありますが、

一周忌は親族関係者で行うものです。

従って、

お別れの会は、四十九日過ぎが最適です。

 

4.お別れの会で着る服・香典・マナー

①お別れの会で着る服は?

喪服指定の場合もあるし、平服指定の場合もあります。

お別れの会で

しかし、

案内状には、必ずドレスコードが明記されているはず、

きちんと確認をしましょう。

基本的には、

「喪服で」という条件がついていれば、喪服で。

「平服で」という条件ならば、

常識を逸脱するような色柄でなければ、

特に問題はありません。

ただし、

普段着の事ではありませんので、注意しましょう。

おすすめは、

男性は、白い襟付きのシャツに黒系のネクタイとダークグレーのジャケットで。

女性は、地味な色目の膝の見えない丈の長袖のワンピースです。

 

②お焼香の順番は?

勧められる順で、ご焼香すれば大丈夫です。

ロウソクの明かりで

お別れの会でも、焼香台が設置されています。

注意する点は、

「偲ぶ会」の場合、焼香台がないことです。

 

③献花・供花する時のマナーは?

仏式であれば、手を合わせますが、

ご本尊もおられませんので、もし哀悼の気持ちを現すならば、黙とうでも構いません。

供花するお花

お別れの会の会場には、供花するお花が用意してあります。

お別れの会では、葬式には無い儀式で、献花しただけでお別れの挨拶をする儀式になります。

 

④お香典はいくら包めばいいの?

「香典は辞退」という条件がついていなければ、

お葬式と同じ程度に包めばいいでしょう。

 

5.故人の本当の供養とは?

故人を忘れないことが、本当の供養です。

しみじみ

人は2度死ぬと言われています。

1度目は肉体の死、2度目は人の記憶から消えた時です。

肉体の死は、避けられません。

しかし、

人の記憶は、いつまでも忘れないでいてあげれます。

だから、

忘れないことが、最大の供養なのです。

葬儀が期待通りでなかった

本来の宗教は、

生きている人間が、納得安心するためにあるものです。

でも、

宗教が残された家族に寄り添うことができなくなっており、

お寺離れが、ますます進んでいるのです。

故人の記憶は、「お別れ会」や「偲ぶ会」で写真を見ながら供養するのが、

一番しみじみします。

 

まとめ

故人の本当の供養ができる段取りは、

葬儀社や専門の業者さんとの事前相談から始まります。

葬儀社や専門の業者さんの善し悪しを見分け、悔いの無いお葬式をしましょう。

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